ブランドストーリー

1829年の創業以来、シャンパーニュ・ボランジェは、果実のフルパレットのアロマを表現した、力強く洗練された複雑なスタイルの偉大なワインをつくり続けています

MAISON 唯一無二の味わいとともに

シャンパーニュ地方の畑

シャンパーニュ地方における代表的な家族経営を今でも貫くグランメゾン。シャンパーニュ・ボランジェはおよそ2世紀に渡り、ユニークで上質なワインを造るための情熱を注ぎ、その類まれなるクオリティを守り続けてきました。

1829 年の創業以来、細心のケアを持って受け継がれてきた職人魂。メゾンが誇る広大で素晴らしい土壌に恵まれた自社畑で、エレガントかつダイナミックなピノ・ノワールが育まれます。一切の妥協を許さない卓越性は、1884 年に英国王室御用達の証である「ロイヤルワラント」の授与と言う名誉を受けます。以来、現在も英国王室への納入を許可される数少ないシャンパーニュ・メゾンとしてその名をとどろかせます。

ボランジェ スタイルは、果実のフルパレットのアロマを表現することで特徴づけられます。シャンパーニュは深みと繊細さを併せ持ち、偉大なピノ・ノワールの力強さとコート・デ・ブランのシャルドネのフレッシュさにより、完璧なバランス感を発揮します。そして、木樽の長期熟成と発酵が、クリーミーな泡立ちをもたらし、キュヴェを華やかに彩るのです。

シャンパンの入ったグラス

Bollinger style 5 key pillars ボランジェ・スタイル
「5 つの柱」

5つの柱が保たれることにより、メゾンが守り続ける確かなクラフトマンシップと
ワインづくりへの飽くなき情熱へと昇華します

自社畑

世代を超えて築き上げられた
素晴らしいブドウ畑

ボランジェは長年にわたり、シャンパーニュ地方の最高級クリュの中心に自社の畑を築いてきました。シャンパーニュ・ボランジェの180ヘクタールに及ぶ畑の85%がグラン・クリュとプルミエ・クリュで構成されています。
モンターニュ・ド・ランス周辺のアイ、アヴネイ、トーシエール、
ルーヴォワ、ヴェルズネイではピノ・ノワール。
コート・デ・ブラン地区のキュイではシャルドネ、そして
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のシャンヴォワジーではムニエ。
計7つの畑を、生産チームが育てています。

 

ボランジェのもう 1 つの特徴は、フィロキセラの被害を一度も受けていないクロ・サン・ジャックとショード・テールの2つの区画です。接ぎ木をしていないブドウの木を完全な手作業で手入れをし、プロヴィナージュと呼ばれる「取り木」の技法を用いて繁殖を行い、この特別な遺産を守っています。最高級のシャンパーニュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ・ フランセーズは、この伝説的な畑から造られているのです。

ピノ・ノワール

シャンパーニュ・ボランジェの要

ピノ・ノワールはとりわけ要求の厳しい品種です。非常に繊細で、あらゆる段階での手入れが必要であり、このブドウから造られるワインは熟成に非常に長い時間がかかります。しかしボランジェは、ピノ・ノワールがワインにもたらす比類なきフィネスを引き出すことで、造り手としての名声を高めて来ました。

 

現在モンターニュ・ド・ランス周辺に植えられているピノ・ノワールは、ボランジェのブドウ畑の60%以上を占めています。これは偶然にも、スペシャル・キュヴェのブレンドにおけるピノ・ノワールの割合とまったく同じです。

 

ピノ・ノワールはその多様な側面で驚きをもたらし、上手に醸造するとブーケのフィネスが際立ちます。
この品種がブレンドに占める割合が異例とも言えるほど高いことが、ボランジェ・スタイルの特徴であり、ワインに力強さ、ボディ、そしてワイン愛好家を魅了してやまないフィネスを与えます。これは創業当初から、シャンパーニュ・ボランジェのアイデンティティの要のひとつとなってきました。

木樽

シャンパーニュ地方最後の

メゾン専属樽職人

ボランジェの樽職人 (シャンパーニュ地方最後のメゾン専属樽職人) の工房に入ると、まるで時を遡るような感覚にとらわれます。きちんと整頓された道具は、別の時代を思い起こさせます。樽作りは高度な技術を要する職人技です。ボランジェの 4,000 個の熟成樽 (中には 100 年近く前の樽も) は、1 つ 1 つが細心の注意を必要とします。この伝統を完璧な状態で維持するためには厳しい訓練が必要であり、樽作りは若い世代に引き継がれるべき職人技です。ボランジェは、この貴重な専門知識の保存を非常に重視しています。

マグナムボトルで
熟成されたリザーヴワイン

リザーヴの芸術

シャンパーニュ・ボランジェでは、リザーヴワインの一部をマグナムボトルで保管しています。毎年、最高のワインの一部が、スペシャル・キュヴェとボランジェ・ロゼのブレンドに使用される100万本のリザーヴ・マグナムボトルの特別なコレクションに加わります。この方法はシャンパーニュ地方ではユニークで、ボランジェでは1890年から採用されており、メゾンの偉大なスタイルを示す要素のひとつです。

贅沢な時間

長期熟成

地下にあるセラーの世界に足を踏み入れて初めて、ボランジェにおける時間の重要性を十分に理解できるでしょう。まず第一に、すべてのワインに上質な複雑性をもたらすために、シャンパーニュのアペラシオンで定められた熟成期間の2倍から3倍の時間、澱の上で熟成させています。この長い熟成が、アロマにたぐい稀な繊細さを、泡にビロードのような質感を与えてくれるのです。

 

メゾンにおける時間の概念はここで終わりません。ボランジェでは、自然の成り行きを見守ります。収穫がヴィンテージの基準に達しない場合は、翌年、あるいはその翌年まで待ちます。常に優先されるのは、量より質です。この考えをさらに推し進め、極めて高い熟成のポテンシャルを秘めたラ・グラン・ダネのヴィンテージのみが、セラーでさらに数年寝かされ、有名なボランジェR.D.キュヴェとなり最も厳格なワインテイスター達の舌を唸らせるのです。

Madame Bollinger マダム・ボランジェ

エリザベス・ボランジェ エリザベス・ボランジェ

メゾンの歴史に貢献した伝説的な人物の一人、エリザベス・リリー・ボランジェは、シャンパーニュ地方が排出したミューズとしてその名を残しています。

1941年に夫が亡くなると、マダム・ボランジェは迷わずシャンパーニュ地方の大女性に就任しました。
戦時中のドイツ軍占領下でも、臆することなく、勇猛果敢にメゾンを率いてきました。
1950年代には、ボランジェを世界的に広めるべく、精力的な活動に取り組みます。

伝統と現代性を融合させながら、在任中30年間にわたりメゾンの舵を取り、大胆な行動力を発揮しました。
マダム・ボランジェは、1952年ヴィンテージのキュヴェ「ボランジェR.D.」を手がけました。
また、1969年ヴィンテージのヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズを手がけたのも彼女の功績です。
彼女が持つ品質と卓越性に対する厳しい基準値は、ボランジェの原動力となり、今でもその価値観は守り続けられています。

自転車に乗るエリザベス・ボランジェ

マダム・ボランジェは、ファミリーが根差す地域へのルーツに忠実であり続けました。
アイ村の人々は、マダムがぶどう畑や村の通りをサイクリングしていたことを、時を経た今でも愛しく思っています。

マダム・ボランジェは、優れたワインを造ることは、メゾンのブドウ畑、サヴォア・フェール(匠の技)、そして従業員の健康を守ることだと考えていました。
彼女の思いは、時を経た今でも、未来に向かう私たちを鼓舞し続けているのです。

Sustainability

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    Our Roots

シャンパーニュ ボランジェは
B CorpTM認証を取得しています

メゾン ボランジェは2023年9月に、人や社会、環境に対するパフォーマンスの面で高い基準を表す企業に対する国際的な認証である、B Corp™️認証を取得しています。
このことは、サスティナビリティ、人々、地球、そして私たちのルーツに対するコミットメントを反映し、さらなる進歩に向けた継続的な取り組みを表明するものです。