The Bollinger List
気鋭のシェフによるエクスクルーシブなお料理と
ボランジェのパーフェクトなペアリングで
心が満ち足りる、感動体験を。

#004 APICIUSGrand Maison

伝統の味わいを追求し
日本のフレンチを導き
続けてきた名店

古代ローマの美食家の名前を冠したレストラン「アピシウス」(東京・有楽町)は、1983年の創業以来、日本のフレンチを導いてきた存在です。40年以上にもわたり、日本のみならず世界屈指の美食家たちに愛好されてきたこのグラン・メゾンで饗される料理のすべてに、数百年にわたるフレンチの神髄がみなぎっています。ある意味で、フランスよりもフランスらしいフレンチが食べられる、時空間を超越した場……といって過言ではないでしょう。「今では日本にいながらにして多様な食材が手に入りますが、アピシウスがはじまった当初、1980年代の初頭の日本はまだ、フレンチで使う野菜といってもニンジンやカブ、セロリなどがせいぜいでした。

有楽町の地下に佇む「輝ける美食の園」

『ズッキーニって何?』なんて言われた時代です。そんな中で、オーナーや代々のシェフ、そしてスタッフたちが、素材を、料理を、サービスを、ひとつ、ひとつ開拓していった。その結果として、現在のスタイルがあるわけです。」と、情野博之ソムリエ。
たとえば、アピシウスのスペシャリテのひとつである「雲丹とキャビア、野菜のクリームムース コンソメゼリー寄せ」。雲丹、キャビア、極上のコンソメという綺羅星のような主役級の食材を見事にまとめ上げているのが、実はムースとなったカリフラワー。このひと皿とラ・グラン・ダネがめぐり合うと、カリフラワーからは白桃、ラ・グラン・ダネからは洋梨……双方がポテンシャルとして秘めている香りがひもとかれ、シャンパーニュとお料理の、新たな扉が開きます。

「美食家の桃源郷」の守り人たち

「小笠原産母島の青海亀のコンソメスープ シェリー風味」は、ある意味「アピシウスの象徴」的な逸品。コンソメは本来、海亀を素材とするものでしたが、高価な海亀の代用に仔牛の頭や足を使う調理法が一般的になりました。そうした歴史を踏まえて素材を探し、年間135頭しかとれない小笠原の恵みを入手するルートを整えたところに、日本を代表するフレンチとしての心意気があります。青海亀のコンソメは、深い海の底から湧きあがる清らかな水のような透明感がありながら、しかし、その奥に秘められた海獣の滋味ともいうべき奥深い味わいには、まさに海のミネラルと旨味が凝縮されています。そこに、少し温度帯をあげてアプリコットの果実味が顔を覗かせたラ・グラン・ダを合わせると、あたかも海原からのぼる太陽をまのあたりにするような、雄大な心持ちにいざなわれます。

また、「国産黒毛和牛ロース挽き肉の半生ステーキ ビトーク アピシウス風」は、森山順一シェフによれば、「フレンチには珍しい引き算の料理」とのこと。
「通常、伝統的なフレンチは味わいの重ねていく足し算的な性格が濃厚ですが、このひと皿は、ソースも白ワインと生クリームマスタードにちょっとタマネギ。そこにカリカリに揚げたジャガイモ「ハッシュ・ブラウン」の食感を合わせるというシンプルな構成。だからこそ、素材感がストレートに表現される。だから素材感の高いラ・グラン・ダネとも、よく合うのでしょうね。」

Bollinger and I …

「ボランジェのヴィンテージもののアイテムは、シャンパーニュの元となるスティルワインを樽発酵させ、マグナムボトルで熟成させる。ノンヴィンテージものでさえ、ステンレスタンクで発酵させた後、マグナムボトルでの熟成です。手間と労力をおこたらない丁寧さ……そこが、このシャンパーニュ・メゾンの揺るがない点であり、信頼だと思います。」と、情野ソムリエ。「伝統を次代に引き継いでいくには、もちろん時代に合わせてモダンにしていくべきですが、変えてはいけないものが絶対にある。それを踏まえたうえでのモダンだと思うのです。」と、森山シェフ。
おふたりの一言ひと言は、リンクし、連動し、まさに家族のよう。そのおふたりの意見が合致するのが、「家族」というキーワードの下に響き合う、ボランジェとアピシウスとの親和性です。

愛され続ける
名門メゾンたる由縁
キーワードは「家族」

アピシウスのレイアウトは、厨房にかなり広大なスペースが割かれていることが特徴です。初代のオーナーは、「美味しいものを生み出す空間」を最重要視し、まず厨房のスペースを広くとったのだとか。
そしてその厨房には、驚くほどたくさんのスタッフの方がたが、忙しく立ち働いておられます。キッチンだけで11名。パティシエは4名。スタッフ全員だと35名にものぼり、10年超えの方も多くいらっしゃるそう。通常、レストランでは珍しい規模と、勤続年数です。「賄いだけでも相当量の仕込みがあり、順番に担当して、みんなで一緒に食べます。共に仕事をし、食を共にする――スタッフ全員が、家族のような存在です。」と、森山シェフ。

1998年に入社し、2013年に副料理長に、そして2024年6月に四代目総料理長に就任したシェフの経歴は、まさに家族の歴史そのもの。本当の家族よりも長い時間を共に過ごし、それぞれの仕事に磨きをかけていく……アピシウスの伝統は「そこから生まれた家族の歴史」なのだとか。
情野ソムリエも、「ボランジェと、アピシウスとの親和性は、まさにそこにある」と指摘します。1829年の創立以来家族経営にこだわり続け、「ボランジェ憲章」に則ったシャンパーニュ造りを継承してきたボランジェのシャンパーニュをアピシウスにおいて飲む意味……否、もっと深く、飲む意義は、「家族が培ってきた伝統を感じることである」と。

お店情報
APICIUS
Address

〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-9-4
蚕糸会館ビル地下1階 View on map

Contact

TEl: 03-3214-1361 / apicius@apicius.co.jp

Opening
Hours
平日土日祝日 LUNCH 11:00-15:00(最終⼊店13:00)
DINNER 17:00-22:00(最終⼊店20:00)
定休日 ⽇曜⽇

1983年の創業以来、日本のフランス料理界を牽引し続ける「アピシウス」。エントランスの先には、アール・ヌーヴォー様式で統一された重厚感あふれる空間が広がります。まるで大人の社交場を思わせる贅沢な雰囲気は、訪れたゲストを非日常の世界へと誘います。“最高の一皿”を生み出すために妥協を許さない食材へのこだわり、そしてフランス料理の本質と代々引き継がれてきた「アピシウス」の伝統レシピを大切にしながら、時代ごとのエッセンスを加えた正統派フランス料理をご堪能ください。

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